札幌から北へ約25km．ここは，ちびっこ探検隊におすすめのお気楽コースです．まず間違いなくお宝をゲットすることができます．がけの方に目を向けると貝化石．波打ちぎわには，石炭とめのう．苦労して探すことなくゴロゴロ転がっています．歩きまわるのに疲れたら，じっとその場で耳をすませばいいのです．するとコロコロコロと何やら聞こえてきます．音のする方を向くと，がけの上から化石がポロポロ勝手に落ちてくる，そんなところなのです！化石ってこんな簡単に手に入るものなの？もったいなくて詳しい場所は書けません．
このあたりのがけに見られる地層は，新第三紀中新世の望来層です．ということは，でてきた化石は数百万年前，このあたりに生息していたもの．アンモナイトよりはあとだけど，支笏，クッタラ，洞爺カルデラのできる前，樽前山のできる前ってこと？
地層をよく見ると，硬い泥岩層と柔らかい泥岩層とが交互につみ重なっています．硬い泥岩層は板状にパラパラと崩れます．このような岩石をとくに硬質頁岩と呼んでいます．地層のところどころにノジュールと呼ばれる球状の岩石が見えます．これは砂粒や化石を核にして，石灰分やケイ酸分が集まってできたものです．大きい物では，直径２〜３mにもなります．化石拾いに夢中になって，ノジュールの下敷きにならないように気をつけましょう．
ここに石炭があるのは，昔，海賊王の船が座礁したため（ウソ）など諸説あるようですが，よくわかりません．が，とにかくうちにもたくさんあるのでＨＰきり番ゲットした方にプレゼントしましょう．（希望者いないと思うけど）